ロバート・ガマロック氏:Mr. Robert "Bob" Gumerlock
- 健司 藤井
- 2018年1月4日
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【昔】ニック・リーソンが裏なら、(ポジティブな)表の面でキャリアを支えてくれたのは、Robert "Bob" Gumerlock氏だった。 有名な「G30レポート」の主要作成メンバーであり、当時UBS銀行の東京支店長だったガマロック氏は、前年まで従事し愛着すら感じていた、(当時は知られてもいなかった)「リスクマネジャー」としてのキャリアを追求しようかと迷っていた自分の背中を押してくれた。 「リスクマネジメントは、プロフェッショナルの仕事として十分に展開がある。興味があるのなら、全面的にサポートするよ。」 1998年4月30日のランチタイム、今はなき日比谷の「キュイジーヌ・シセイドー」。この瞬間、もやもやしていた気持ちがすっと落ちた。見下ろす日比谷公園が澄んでみえた。そこから20年、ガマロック氏の助言に従って選んだ「リスクマネジャー」というキャリアに間違いはなかったと思う。 その後、ガマロック氏から送られてきたカードは、ゴッホも模写した、ジャポニズムの浮世絵だった。 ~ガマロック氏については、1998年に起こったスイス銀行とUBSの合併に関する下記の記事で、「one of the best risk managers in the field」と評されている。~ これも20年前ですね。
http://www.derivativesstrategy.com/magazine/archive/1998/1098fea3.asp ~G30レポートについては、【増補版10大事件】の【第4章「G30レポートとVa革命」】を参照のこと。

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